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張り替えに必要な下準備とは

前項までは、壁紙のDIYをする前に事前に知っておきたい基礎知識についてお話ししました。本項ではその基礎知識を元に、実際に壁紙を張り替えていく際の下準備についてご説明します。とても大切な項目になりますのでよく読んでしっかりと準備しましょう。

仕上がりを良くするために必要な下準備

壁紙を張り替えるための下準備

壁紙を新しく張り替える場合、

  • 既存の壁紙を剥がしてから新しい壁紙を貼る
  • 既存の壁紙の上から新しい壁紙を貼る

の2種類の方法があります。既存の壁紙の表面が凹凸加工されている場合、後者のように重ね貼りをすると、下地が浮き出て仕上がりに影響することがあります。そのため、既存の壁紙を剥がしてから新しい壁紙を貼る方法がオススメです。本項では壁紙を剥がしてから新しい壁紙に張り替えるための下準備についてご説明します。

壁紙を剥がして下地をきれいにしよう

1 壁紙を剥がして下地をきれいにしよう

裏紙を剥がさないようにする

壁紙を剥がすときには、壁紙の裏にある(壁紙と接着している)「裏紙」を剥がさないようにすることがポイントです。そのためには、壁紙と裏紙の境目にカッターの刃を滑り込ませ、表面の壁紙だけをめくるようにするとうまくいきやすいです。もしそれでもうまく壁紙が剥がれない場合は、壁紙と裏紙の境目に地べらを差し込み、そこにカッターの刃を滑り込ませるようにします。壁紙は少しずつ剥がすようにして、裏紙や壁を傷つけないように気を付けましょう。

必要に応じて下地処理をする

もし裏紙が剥がれて下地が出てしまうと、裏紙が剥がれていない場所と剥がれてしまった場所で段差が生じてしまうことになります。このように下地が凸凹な状態だときれいに仕上がらないので、サンドペーパー(紙やすり)をかけたり、パテで段差を埋めたりすることで平らにならすと良いでしょう。パテを使う場合は、へこんだ箇所にパテをのせ、ヘラでなぞります。パテを一気に削ぐようにしてへこみをならし、乾いたら完了です。

  • 必要に応じて下地処理をする
  • 必要に応じて下地処理をする
  • 必要に応じて下地処理をする
  • 必要に応じて下地処理をする
部屋の大きさに合わせて壁紙をカットしよう

2 部屋の大きさに合わせて壁紙をカットしよう

張り替えを行う壁の長さを測り、上下5cm程の余裕をもって壁紙をカットします。その余裕分は、壁紙を貼る際に角をきれいに見せるために必要なものです。また、柄壁紙の場合は柄(リピート)を合わせる必要があるので気をつけましょう。
リピートに関して詳しくは「壁紙のリピートと必要数量の計算」をご覧ください。
のり付きの壁紙は目盛りが付いているので簡単にカットすることができます。

壁紙にのりを塗ってみよう

3 壁紙にのりを塗ってみよう

のりを準備する

のりの付いていない壁紙を使用する場合は、のりの準備も必要です。のりには様々な種類があるので下地に合ったものを選びましょう。のりには原液タイプと希釈タイプがありますが、希釈タイプはだまになる可能性があるので、初心者には原液タイプがオススメです。

のりを壁紙に塗る

壁紙の裏面に刷毛やローラーを使ってのりを塗ります。四隅や端など細かい部分は刷毛を使い、その他の広い面はローラーでのり付けすると手早く済ませることができます。

オープンタイムをとる

のりを付けた後、すぐに壁に貼るのではなく、しばらく置いておく時間が必要です。この時間をオープンタイムと呼び、のりを付けたことによる壁紙の伸縮を安定させるための時間です。オープンタイムは、使用するのりごとに異なる時間が設定されていますので、必ず確認して規定のオープンタイムをきちんととるようにしましょう。

4 じゃばら折りにしよう

のりがついた状態で一時的に置いておく場合は、のりを付けた面が重なるように、じゃばら折りにしておきましょう。詳しい折り方は下記をご覧ください。

のり付き壁紙の場合、最初にフィルムを剥がします。壁紙を貼り付け時に床側(図の水色線側)になる辺を自分側に向けます。

のり付き壁紙の場合、最初にフィルムを剥がします。壁紙を貼り付け時に床側(図の水色線側)になる辺を自分側に向けます。

のりの付いた面が重なるように、手前から10cmほど折りたたみます。

のりの付いた面が重なるように、手前から10cmほど折りたたみます。

折りたたんだ側を30cmほど(図の赤線程度まで)持ち上げ、前方に折ります。

折りたたんだ側を30cmほど(図の赤線程度まで)持ち上げ、前方に折ります。

図のAとBの長さが同じくらいになるように、手前に折り返します。

図のAとBの長さが同じくらいになるように、手前に折り返します。

図のような状態になります。両サイド(図の黄色線部分)にシワができないように気を付けましょう。

図のような状態になります。両サイド(図の黄色線部分)にシワができないように気を付けましょう。

2つの折り目を一緒に持ち3と同じように前方に折り、4と同じように手前に折り返します。

2つの折り目を一緒に持ち③と同じように前方に折り、④と同じように手前に折り返します。

図のような状態になります。この時も両サイド(図の黄色線部分)のシワに気を付け、残りが30cm程度になるまで3~6を繰り返します。

図のような状態になります。この時も両サイド(図の黄色線部分)のシワに気を付け、残りが30cm程度になるまで③~⑥を繰り返します。

残りが30cm程度になったら、折りたたんでいない側の壁紙の端を持ち折り返します。

残りが30cm程度になったら、折りたたんでいない側の壁紙の端を持ち折り返します。

のりが付いている部分にかぶせ、のり面が全て重なり合ったらじゃばら折り完成です。

のりが付いている部分にかぶせ、のり面が全て重なり合ったらじゃばら折り完成です。

きちんと下準備をして張り替えに挑戦しよう

初めて壁紙のDIYをする際は、わからないことや戸惑うことが多いものです。本項を参考に、きちんと下準備をしてから始めることで、安心して壁紙の張り替えに挑戦できるでしょう。次項からは実際に張り替える方法やきれいに張り替えるためのポイントをご紹介しています。これらも参考にして、壁紙のDIYに是非チャレンジしてみてください。

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