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壁紙が浮いてしまう原因と補修

前項では実際に壁紙の貼り替えをする手順についてお話ししてきました。本項では壁紙を貼る際の注意点として「壁紙に空気が入って浮いてしまう」原因と浮き補修の方法について説明します。壁紙の浮きは壁紙の貼り方に原因があることが多く、その原因を知っておくことで未然に防ぐことができます。また、壁紙が浮いてしまった場合の補修方法を知っておけば万が一の場合にも安心です。

壁紙に空気が入って浮いてしまう原因

原因①:のり付けが不十分で壁紙が浮いてしまう

原因①:のり付けが不十分で壁紙が浮いてしまう

壁と壁紙の間の空気を十分に抜かないまま壁紙を貼ってしまうと、その部分が壁から浮いて剥がれてくる原因にもなるので注意が必要です。

壁紙に塗布するのりの量が少なかったり、のりの塗りムラやのりが付いていない箇所があると、壁紙と壁が貼り付く力が弱くなり壁紙の浮きの原因になります。自分でのりをつけてから壁紙を貼る場合には特に気をつけましょう。最初からのりが付いた壁紙を使用すれば、こういった心配はありません。

原因②:刷毛がけが不十分で壁紙が浮いてしまう

原因②:刷毛がけが不十分で壁紙が浮いてしまう

のりを十分に塗布した場合でも、壁紙を貼り付けた後の刷毛がけが十分でないと、空気が入ったままになり壁紙が浮く原因になります。壁紙を貼る際には、壁紙と壁の間に空気が残らないように中心から外へ向かって刷毛をかけます。十分に空気が抜けたことが確認できてからローラーで圧着するようにしましょう。

原因③:湿気と乾燥によって壁紙が浮いてしまう

原因③:湿気と乾燥によって壁紙が浮いてしまう

室内の湿気や乾燥によって壁紙が伸縮を繰り返したり、壁紙の経年劣化によって粘着力が弱くなることで壁紙が浮いたり剥がれたりすることがあります。湿気による浮きや剥がれは梅雨の時期など湿度が高い期間に見られることが多く、乾燥による浮きや剥がれは冬季に起こりやすいと言えます。

浮きや剥がれの予防には室内に湿気を残さないことが重要です。換気扇や除湿器を使いながら定期的に換気をすることで室内に湿気がたまらないようにしましょう。キッチンや浴室、洗面所など湿気の多い場所では特に注意が必要です。また、冬場のストーブなど暖房機器の熱が壁紙に直接当たると浮きや剥がれの原因になるので、必ず壁から離れた位置で使用するようにしましょう。

壁紙の浮きや剥がれをDIYで補修する方法

壁紙の浮きや剥がれはDIYで補修できる場合があります。壁紙と下地の状況を確認して、部分的な補修で対応できそうであれば挑戦してみましょう。

①下地を確認する

まずは壁紙が浮いている下地を確認しましょう。下地に傷がついていたり凹んでいたりする場合は下地を補修する必要があります。

パテを使って下地を補修する

下地に傷や凹みがある状態の上から壁紙を貼ってしまうと、その後の仕上がりに影響があります。パテを使って下地を補修して綺麗に壁紙を貼り直しましょう。パテには下地を選ばない汎用タイプと下地を選ぶものがありますので、購入の際には注意してください。

②掃除をする

下地の確認(必要に応じて下地処理)が終わったら下地部分を掃除します。下地にゴミが残っていると、のりの付き具合に影響するので必ずきれいな状態にしましょう。

③壁紙の浮き補修

③壁紙の浮き補修

壁紙の浮きは、その浮いている箇所を乾燥させることで直ることもあります。まずはドライヤーの温風を壁紙の浮き部分に当てて乾燥させてみましょう。ドライヤーで直らない場合はアイロンを使います。アイロンは壁紙に直接当てず、間に軽く濡らしたタオルや雑巾を挟んで使いましょう。それでも壁紙が浮いたままの場合は、浮き補修用の注射器を使って壁紙と壁下地の間に接着剤を注入しローラーで圧着します。

④壁紙の剥がれ補修

部分的な壁紙の剥がれは、コーキング剤を塗って壁紙を元通りに貼れば簡単に補修できます。チューブタイプのコーキング剤を使えば、コーナー部の壁紙の繋ぎ目(ジョイント)や凹凸部の補修も簡単です。

浮きや剥がれが広い範囲に及んでいる場合や経年劣化によって壁紙が傷んだり緩んだりしている場合は、壁紙を補修するのではなく壁紙を貼り替えてしまった方が良い時もあります。

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