床タイルとは、プラスチック(塩化ビニル)製のタイルの形をした床材のことを指します。カッターで簡単に切ることができるほどの加工性の高さが魅力で、住宅や店舗などのDIYによく使われています。また、土足対応で汚れに強く耐水性もあるため、部屋だけではなく玄関や洗面所、オフィスや学校などで使われることもあります。また表面にプリント加工をした商品であるため、木目柄や石目柄などデザインのバリエーションが豊富で、素材感もリアルなものに近く人気が高い床材です。
少しマニアックな話になりますが、分類上のビニールタイルはさらに「ホモジニアス床タイル」と「コンポジションビニル床タイル」の2つに区分されます。この区分は商品を構成するバインダーという接合材の含有量(含有割合)によって異なっているのですが、床材を選ぶ際にそれほど大きな影響を与える違いではありません。メーカーのカタログで「ホモジニアス」や「コンポジション」という区分を見かけたときには、ビニールタイルの構成材料の違いによる区分だと理解できれば十分です。