1 タイルを出しておこう
塩ビ素材のタイルは、温度の変化によって伸縮します。施工中に伸縮してしまうと、隙間ができるなど、仕上がりに影響を及ぼしてしまいます。そのため、施工前に商品を箱から出して室温に馴染ませておきましょう。室温が低い場合は、部屋を10℃~25℃くらいに暖め、一定にしてから馴染ませてください。
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前項では、床タイルの貼り方のパターンについてお話ししてきました。本項では、実際に床タイルを貼っていく前にしておくべき下準備についてご紹介していきます。仕上がりに大きく差が出る部分ですので、しっかりと準備をしてからDIYを始めましょう。
塩ビ素材のタイルは、温度の変化によって伸縮します。施工中に伸縮してしまうと、隙間ができるなど、仕上がりに影響を及ぼしてしまいます。そのため、施工前に商品を箱から出して室温に馴染ませておきましょう。室温が低い場合は、部屋を10℃~25℃くらいに暖め、一定にしてから馴染ませてください。
床タイルを貼ろうとしている床面にゴミや汚れが残っていて、それらによる凹凸が生じていると、床タイルを貼る際、浮きなどの原因になります。あらかじめ床面のゴミを取り除き、きれいな状態にしてから施工を始めることで、仕上がりも良くなります。
下地にデコボコした部分があると、表面にも影響してしまうため、きれいに仕上がりません。凹凸の目立つ箇所は、あらかじめパテで補修作業をし、サンドぺーバーで滑らかになるよう仕上げておきましょう。処理した際に出たゴミも必ず取り除いてください。
DIYを行う場所の掃除が終わったら、床面の縦横の寸法を測り、それぞれの中心を割り出して、クロスするように線を引きます。この線が、タイルを貼っていく際の基準の線になるので、まっすぐな線を引きましょう。チョークラインを使うときれいにまっすぐな線を引くことができます。チョークの色付きが良くない時には、定規などを当てて、ペンでなぞってください。タイルを仮置きした際に、壁際のタイルの幅が狭すぎる場合は、基準線を中心からずらして、全体のバランスが良くなるように貼り始めの位置を調整すると良いでしょう。
①始める前に、タンク内にチョークが入っていることを確認します。最初に、先端のピンやフックを、線の開始地点に固定します。
②ハンドルを収納位置にした状態で、ハンドル固定解除ボタンを手前に引き出して、糸を出していきます。
③終点まで糸を出したら、ハンドル固定解除ボタンを押し込んでドラムの回転を固定します。
④糸を張って終点に合わせたら、糸を指ではじいて糸に付いた粉を床に付着させます。
本項では、DIYを始める前の下準備についてご紹介しました。タイルの伸縮や床の掃除、凹凸の処理など基本的なことばかりですが、とても大事なことです。基準線も床タイルDIYの仕上がりを左右する大きなポイントです。次項からのDIYを行いやすくするためにも、下準備をしっかりと行いましょう。