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床タイル(フロアタイル)とは

この記事を読んでいただいてる方の中には、今回「初めて床タイルのDIYをする!」という方も多くいらっしゃると思います。そんな方々のために、ここではそもそも床タイルとはどのような特徴のある商品なのかについてご紹介していきます。

床材の分類と床タイル(フロアタイル)の位置付け

床材の分類

床タイルとは、プラスチック(塩化ビニル)製のタイルの形をした床材のことを指します。カッターで簡単に切ることができるほどの加工性の高さが魅力で、住宅や店舗などのDIYによく使われています。また、土足対応で汚れに強く耐水性もあるため、部屋だけではなく玄関や洗面所、オフィスや学校などで使われることもあります。また表面にプリント加工をした商品であるため、木目柄や石目柄などデザインのバリエーションが豊富で、素材感もリアルなものに近く人気が高い床材です。

少しマニアックな話になりますが、分類上のビニールタイルはさらに「ホモジニアス床タイル」と「コンポジションビニル床タイル」の2つに区分されます。この区分は商品を構成するバインダーという接合材の含有量(含有割合)によって異なっているのですが、床材を選ぶ際にそれほど大きな影響を与える違いではありません。メーカーのカタログで「ホモジニアス」や「コンポジション」という区分を見かけたときには、ビニールタイルの構成材料の違いによる区分だと理解できれば十分です。

床タイルの見た目

表面

表面

多くの床タイルの表面には様々な柄がプリントされています。フローリングのような凹凸が、リアルな質感を表現しています。

裏面

裏面

黒やグレーなどで分かりやすくなっています。矢印が付いているものもあり、矢印の向きを揃えて貼る必要があります。

側面

側面

裏面から順に基材・プリント層・クリア層と重なっています。クリア層が表面にあるため、キズが付きにくいのが特徴です。

床タイルの柄

木目柄

木目柄

住宅では定番の柄で、フローリングのようなリアルな柄が特徴です。「部屋の雰囲気を変えられる」とSNSで白系のタイルが話題になっています。

石目柄

石目柄

大理石のように高級感があり、グラデーションにデザインされているのが特徴の柄です。屋外で使うようなタイルをモチーフにしたものもあります。

アクセント柄

アクセント柄

カラータイルやメタル調のタイル、エンボス加工されたタイルなど、部屋にアクセントを与えてくれる柄です。畳など和風のタイルもあります。

床タイルの形

床タイルの形や大きさは共通化されていないため、様々な形や大きさのものがあります。ここでは、代表的な形のタイルを使った施工画像をご紹介します。ここからお好みの形を見つけてみてください。

長方形

長方形

正方形

正方形

六角形

六角形

不等辺四角形(石目柄のみ)

不等辺四角形(石目柄のみ)

床タイルの施工方法

床タイルを施工する方法は、

  1. 現状の床材を剥がして下地に接着剤を塗って貼る
  2. 現状の床材を剥がして下地に専用接着剤を塗って貼る(ピールアップ工法)
  3. 現状の床材の上に置くだけ・はめ込む

の3つに分類できます。
それぞれに関して、簡単にご紹介します。

1 現状の床材を剥がして下地に接着剤を塗って貼る

プロも行っている最もベーシックな方法です。現状の床材を剥がして行うので、タイルの厚みを気にする必要がなく、商品の種類も1番多いため、様々な商品を選ぶことができます。一方、貼る際に手間がかかり、貼りなおす際にはボンドをきれいにしなければならないといったデメリットもあります。詳しい施工方法は、2-3 1列目から床タイルを貼っていこうをご覧ください。

2 現状の床材を剥がして下地に専用接着剤を塗って貼る(ピールアップ工法)

貼った後に剥がすことができるピールアップボンドを使用した方法です。①とは違い、ボンドを塗りなおす必要が無いため貼り直しを簡単に行うことができます。厚みがあるので段差ができず、タイルカーペットとの貼り合わせも可能です。また、ワックスによるメンテナンスが不要な商品も多数あります。しかし、こちらも現状の床材を剥がす必要があるので、手間がかかる上に、失敗のリスクがあります。施工方法は、①と同じです。

3 現状の床材の上に置くだけ・はめ込む

現状の床の上に置いてはめ込むだけ、もしくは裏面に接着剤が付いているので置いていくだけの最も簡単な方法です。接着剤や釘を一切使わないので、下地を傷つける心配がなく、原状回復も可能です。リフォームが難しい賃貸マンションや貸店舗にはうってつけの方法です。ドア下の隙間に対応できるよう薄く作られている商品もあります。商品の種類が限られるデメリットはありますが、施工しやすく、場所を選ばないメリットのほうが大きいでしょう。
詳しい施工方法は、3-2 賃貸に使いやすい床タイルをご覧ください。

床タイルの厚みについて

床材の分類

写真のようにタイルは種類によって厚みが異なります。ベーシックなものに比べ、②ピールアップ工法仕様のタイルは厚みがあり、カーペットと並べても段差ができません。③置くだけタイルは、薄いものが多く、ドアなどに引っかからないようになっています。

基礎知識を身につけ楽しく床タイルDIYをしよう

本項では、床タイルの基本についてご紹介しました。実際にDIYをする前に正しい知識を身につけてから取り組むことで、失敗なく楽しいDIYをすることができるでしょう。快適な空間作りのために、次項からの内容も是非参考にしてみてください。

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