床暖房対応床材と施工について
サンゲツと東リの床材で、床暖房施工への対応可否については以下の表をご確認ください。
サンゲツ床暖房施工可否表
- ※1機能性商品は性能が低下する場合があります。
- ※2寸法安定性を担保するガラス繊維層などを持たない単層シートでは、加熱による後伸びを避けることができません。耐熱性の接着剤を使用し、しっかりと圧着してください。
- ※3接着剤はSD(BB-581)を使用してください。コルクタイルは縮む性質がありますのでしっかりと鉄ローラーで圧着してください。
- ※4ロールカーペットは裏面にジュート(麻)を使用しているため、特有の臭いがあります。臭いが気になる方はご使用をお避けください。
東リ床暖房施工可否表
- ※1機能性床材は性能が低下する可能性があります。
- ※2床暖房上に敷設した場合は、床暖房の昇温に時間を要します。
- ※3ビニル床タイルやクッションフロア仕上げの床暖房下地に敷設すると、吸着材によって下地床材が変色する可能性があります。表面仕上げ材の種類をご確認の上施工して下さい。
- ※4ビニル床タイルとの併用を前提としています。目地棒施工部は特に接着剤を充分塗布し、ローラー掛けによる圧着を行って下さい。
- ※5テキスタイルフロア700 涼織は、FF用アンダーレイシートの上材として使用できません。
床暖房の仕組み
床暖房の仕組みは、床の下に熱を伝えるシステムを設置し、その熱が床を通じて部屋全体を暖めるものです。大きく分けて「パネル型」と「埋没型」の2種類があります。
パネル型床暖房の仕組み
パネル型床暖房は、床の下に薄いパネルを設置し、そのパネルに電気や温水を流して熱を発生させます。パネル自体が熱源となり、その熱が床を通じて部屋全体を暖めます。
これは、フライパン(パネル)の上でホットケーキ(床)を焼くようなイメージです。フライパンが熱くなると、その上に置かれたホットケーキが暖かくなります。それと同じように、パネル(フライパン)が熱を発することで床(ホットケーキ)が暖まり、部屋全体にその熱が伝わります。
埋設型床暖房の仕組み
埋設型床暖房は、床の下に温水が通る管(パイプ)を埋め込む方法です。この管に温水を流し、その温水が床を暖めます。温水が冷めたら再び温められて循環します。温水が管を通って流れることで床が暖まり、その熱が部屋全体に広がります。
床暖房への施工についての注意点
床暖房下地に床材を施工することは、多くの問題や注意点があり、とても難しい施工です。特に、床に埋め込むタイプの床暖房システムの場合、下地の状態が大きく影響するため、特に注意が必要です。
床暖房を使用すると、その温度の変化によって下地や床材が伸縮します。これにより、下地にひび割れが発生する可能性があります。さらに、床暖房がある部分とない部分の温度差によってクラックが入ることがあり、場所による温度のばらつきも考慮する必要があります。
各メーカーの床暖房への施工状の注意点については、以下よりご確認いただけますので、ご参考ください。