前項ではタイルカーペットをDIYで貼るための下準備についてご紹介しました。本項では実際にタイルカーペットを貼っていくために、タイルカーペットの基本的な貼り方についてご紹介します。
タイルカーペットの代表的な貼り方
タイルカーペットの表面は、パイルと呼ばれる毛の向きによって毛の流れが作られています。その流れの方向は、タイルカーペットの裏面に矢印(→)で記されていることもあります。タイルカーペットはこの表面の流れを意識しながら貼っていくことで仕上がりの表情が大きく変わります。そのタイルカーペットの代表的な貼り方として「市松貼り」「流し貼り」の2つがあります。まずはこの2つの貼り方について学びましょう。
市松貼り
市松貼りとは、タイルカーペット表面の毛の流れを交互に互い違いにしながら敷いていく貼り方です。模様を格子柄のように配置する「市松模様」が名前の由来です。市松貼りはタイルカーペットの目地が目立たなくなり、チェッカーフラッグのような整然とした仕上がりになります。隣り合うタイルカーペットの向きが同じにならないように気をつけるのがポイントです。タイルカーペットは市松貼りで貼るのが主流で、多くのメーカーが市松貼りを推奨しています。


流し貼り
流し貼りとは、タイルカーペットの毛の流れを同一方向にして貼る方法です。あえて目地を目立たせたいという場合には流し貼りが適しています。流し貼りは繊維の流れが揃うことで統一感が増し、床面が美しい見た目になります。逆に言うと、少しでも模様がズレてしまうとそこが目立ち、統一感が失われてしまうので注意が必要です。


タイルカーペットで部屋のグレードを上げよう!
本項ではタイルカーペットの基本的な貼り方である市松貼りと流し貼りをご紹介しました。どちらの貼り方であっても、タイルカーペットの表面の毛の流れを意識しながら敷き詰めていくことが、タイルカーペットならではの整然とした美しい仕上がりにつながります。まずは主流である市松貼りでDIYにチャレンジするのがオススメです!
タイルカーペットのDIY講座 INDEX
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1.事前に知っておきたい基礎知識
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2.タイルカーペットを貼ってみよう