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クッションフロア選びのポイント

前項までは、場所に合ったクッションフロアについてお話ししてきました。部屋の中でも占める面積が広い床は、選ぶ色や柄によって部屋の印象が大きく変わります。本項では、クッションフロアの選び方のポイントをご紹介します。

クッションフロアの色(カラー)を選ぶときのポイント

色によって人の感じ方には違いがあります。

部屋に広がりが出て、開放感のある印象を与えます。また、雰囲気が明るくなり、清潔感を際立たせることもできます。
重厚感や高級感をイメージさせる色です。気持ちを落ち着かせる反面、主張が強くなる傾向があります。
明るく、ウキウキとした気持ちになります。集中力や記憶力の向上にも効果があるとされています。
情熱的で活力を感じられます。また、体感温度が上がるため、寒い地域にある家におすすめです。
オレンジ
温かみがあり、陽気な気持ちにさせてくれます。暖色は食欲を増進させてくれる効果もあります。
安らぎや癒しといった印象を想起させます。森など自然のイメージがあり、リラックス効果も期待できます。
血圧や心拍数を下げて、気持ちを落ち着かせる効果があります。または、空や海のような爽やかさな印象を与えられます。

クッションフロアの柄選びのポイント

どのような柄を選ぶかによっても、その部屋が与える印象が異なります。

木目調
空間に暖かい印象を与え、リラックスをするリビングや寝室に向いています。
大理石調
模様が抑えめでシンプルなため、モダンな印象があります。ホテルのような高級感を求める人にもおすすめです。
石目調
コンクリート(モルタル)風のものなど、すっきりとしてシャープな雰囲気が出ます。
タイル調
空間に華やかさを与えるとともに、変化に富んだ印象を感じられます。

クッションフロアの機能選びのポイント

クッションフロアは、その機能性の豊富さも人気の理由です。使用する環境に応じた機能のあるものを選びましょう。

消臭効果
ニオイを吸着・分解して消臭することができます。ペットのいるご家庭やトイレにおすすめです。
表面強化タイプ
表面強化加工が施され、ひっかきキズへの耐性やへこみの緩和が期待できます。
遮音・衝撃軽減
振動や音の伝達を軽減し、階下への騒音を軽減します。また、クッション性があるため、子供部屋に適しています。
床暖房対応
床暖房による温度変化で変形することを抑えられます。
耐次亜塩素酸対応
塩素系消毒液への耐性があり、消毒をしても変質や変色を防ぐことができます。
ペット対応タイプ
ペットが滑りにくくなる効果があり、消臭やキズにも強いことが特徴です。

色や柄の性質を活かして素敵な部屋作りを

クッションフロアの色や柄だけでなく、壁紙との相性によっても部屋の印象は大きく変わります。また、部屋の役割によって求められる機能も異なるため、使用状況などもイメージしながら、部屋に合ったクッションフロアを選んでみてください。

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