前項では、クッションフロアのDIYに必要な道具についてお話ししてきました。本項では、クッションフロアをDIYするおすすめの場所についてご紹介します。クッションフロアの特徴を確認しながら、DIYに挑戦する場所選びの参考にしてください。
床面積が狭い場所からDIYに挑戦しよう
施工がしやすく、メンテナンス性も高いクッションフロアは、さまざまな場所に使えることが魅力です。一方で、その汎用性の高さから「どこからDIYを始めるがいいのか分からない」といった声も多く聞かれます。DIY初心者の方には、「耐水性」「耐久性」「クッション性」といったクッションフロアの基本的な特徴を活かしながら、床面積の狭いトイレが最もおすすめです。そこから徐々に床面積の広い場所を検討し、デザインや機能性を比較しながら商品を選ぶようにしてみましょう。
トイレ
初めてDIYに挑戦する場所として最もおすすめなのがトイレです。水に強く掃除がしやすい上に、消臭機能が備わったシリーズもあります。トイレは床の面積が狭いので、 初心者の方が最初にDIYに挑戦する場所として人気があります。
洗面所
トイレに次ぐ場所としておすすめなのが洗面所です。上品な大理石調やタイル調のクッションフロアを選ぶことで、より清潔感のある洗面所にすることができます。
キッチン
床への水跳ねの頻度が高いキッチンにもクッションフロアがおすすめです。クッション性が高い商品を選べば、長時間の立ち作業による疲れも軽減してくれます。キッチンに立つ機会の多い主婦の方には、特に人気の場所です。
廊下
家具や家電などが少ない廊下も、DIYがしやすい場所としておすすめです。物が少ない空間だからこそ、家全体の印象を大きく変えることができます。お気に入りのデザインを見つけて、自分好みの空間を作りましょう。
子供部屋
お子様が飲み物などをこぼした時にも、クッションフロアであればサッと拭き取れます。防音効果や衝撃吸収、滑りにくい機能のあるものを選べばさらに安心で安全な子供部屋にすることができます。
リビング
床面積の広いリビングはDIY上級者向けです。リビングの床が変われば、そこで過ごす時間の印象も大きく変わります。また近年「おうち時間」の使い方として、リビングのDIY人気が高まっています。
ペット部屋
住宅用クッションフロアとは別に、ペット向けのシリーズもあります。ひっかき傷がつきにくい、滑りにくい、消臭、衝撃吸収性などを備えているので、ペット愛好家の方々に特に人気があります。
玄関
クッションフロアには、土足に対応している商品もあります。住宅用のクッションフロアよりも耐久性や耐摩耗性に優れ、汚れにも強いので、お手入れが簡単です。
クッションフロアの特徴を生かして、快適な生活を送りましょう
場所によってクッションフロアの選び方が変わるだけでなく、DIYの難易度も変わります。「3-3 人気のクッションフロア」でご紹介する具体的なクッションフロアの種類も参考にしながら、どこからDIYを初めていくかを検討してみてください。
クッションフロアのDIY講座 INDEX
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1.事前に知っておきたい基礎知識
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2.クッションフロアを張り替えてみよう
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3.クッションフロアDIYのポイント
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4.クッションフロアの処分・補修・お手入れ方法